実録 シンデレラの組み立て会(苦闘編)
ということで、組み立て終わった新PCですが、問題がいくつか。
その1:PC-B16の電源ボタン不良
電源ボタン自体は問題ないように見えたんですが、近くのUSBを抜き差しすると電源ボタンが押された事になったり、
電源ボタンの周りを押しただけでも同様の現象が・・・
なにか電源ボタン周りの組み立てをしくじっているのか? 4万円近くもするケースのくせにこの体たらく、やっちまうぞ!?
ということで、電源周りをばらす。
物理スイッチの部分。
これは取り付けとかは問題はなさそう。スイッチ自体も問題ない感じ。
ということで、上蓋側のスイッチ押下用の部品。
見た感じは問題ない模様。
しかし、部品の構成と、組み立てたときの感触とかを見ると、どうやら遊びがなくて敏感仕様になっている模様。
このスイッチの稼動範囲は1cmぐらいある感じだったが、組み立てると0.5mmぐらいしか動かなくなる。
この棒が長すぎるというエラー品ではなさそうですが、そもそも設計ミスなのか?
とりあえず、棒を短くすれば解決しそうなので、削ることにした。
ギュイーン。ギャリギャリギャリィッ!
ここのとこPC組み立て時にリユュターで毎回加工している気がする・・・
(前回はPCIEのスロットや、DVDのフロントパネルを切削した)
ということで、数ミリ削ってやりました。
ということで、この対応で敏感スイッチ問題は完全かつ最終的に解決しました。
スイッチも数ミリの遊びができていい感じに。
ということで、Windows10をインストールしてみました。
ところが・・・
BSOD・・だと!?
インストール中に死ぬ。何度やっても死ぬ。SSDを変えても、メモリを変えても死ぬ。
ええい、Windows10は不良品か?
ということで、以下の方法を試みた。
・USBメモリを挿す位置を変えてインストール(死)
・違うUSBメモリにメディア作成ツールを使って作った媒体からインストール(死)
・違うUSBメモリにコピーしてからインストール(死)
・ISOをダウンロードしてDVDを焼いてUSBドライブを使ってインストール(死)
・ISOをダウンロードして焼いたDVDからUSBメモリにコピーしてインストール(死)
・Windows7をインストール(死)
・SATAのDVDドライブをつないでDVDからインストール(成功)
SATAで難なく成功したため、何かUSB周りに異常があるのかと思いつつ、基本的なドライバをいくつか入れてPrime95を実行する。
ギュイーーーーーーン。
BSODェ・・・・
そうこれは、たまたま運が悪かったんだと言い聞かせ、再起動後に再度Prime95.
ギュイーーーーーーン
BSODェ・・・・
何度やっても30秒もたたずに死ぬ。
しかも、毎回内容が違って、KMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLEDだったり、PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREAだったり、MEMORY_MANAGEMENTだったり・・・
温度はほとんど上がらないので、熱が原因ではなさそうだったが、そうなるとなぜだかわからない・・・
これはアカン。
ということで、ドライバがなにかまずいのかと疑い、セーフモードで起動してPrime95。
これは何分でも余裕で回る感じだった。
ということで、サービスを止めたりドライバを抜いたりしてトライ。
惨敗。
試行錯誤を何度か試すうちに、intelのネットワークドライバのおまけツールを入れるとPrime95が死にはじめる傾向が見えた気がした。
しかしこの状態でも、VisualStudio2015とかをインストールすると、途中で死んだ。アカン。
これはもうハード的にアカンのかと、マザーボードを疑い始めた私は、状況整理のために電気外祭りの帰りにASRockのH170 Performanceを買ってきてインストールを試した。
上:Supermicro C7Z170-SQ
下:ASRock H170 Performance
結論だけ書くと、インストールも一発で成功し、Prime95をいくら回してもASRockマザーではBSODは起きなかった。
このままASRockで組み立ててしまおうかという衝動が湧き上がるが・・・
卯月「みんなで作ったんです! もうすこしがんばりませんか?」
しまむーに励まされるワイ。
それに、最近のPC環境では、高速ブートすると、マザーボードメーカーのロゴが表示された状態で起動処理が進むようになっています。
ここはかっこよすぎるSupermicroのロゴで起動を楽しみたい・・・
みんなで力を合わせて作ったSupermicroマザーでがんばりたい・・・
その思いから戦いは再び始まったのです。
マザー以外の被疑部品は無くなったので、まずはBIOSの設定をDisableしまくる。
という最初の段階で、インストール(USBから)も、Prime95もまったく問題が無なった。
その後、設定を元に戻して何が問題だったのか探っていると、どうもCState設定が有効だと死ぬことがわかった。
最終的には、CStateの限界を0/1に固定すると、ほかの設定は関係なしに問題は起きなくなった。
ということで、解決しました。
この段階で、Google先生に聞くと、KP41病というものがあるらしい。
どうやらこれだった模様。イベントログを見れば気が付いたかも知れないが、インストールが失敗しまくったせいで目がいかなかった。
でも解決できたのでまあ良しということです。
卯月ちゃんありがとう、君の言葉がなければ、私は挫折していたかもしれない。
卯月ちゃんまじ天使。
このあと滅茶苦茶セックスした。